税金泥棒

別に節電ってわけでもないけど、かなり長いことＰＣを立ち上げてません。けっこう平気なもんだなぁ…テレビはなるべく朝の情報番組以外は見ないようにして、ツイッターのRTもニュースソースのURLつきのしか見ないように、震災の情報は朝夕に新聞で確認する…ぐらいの自主規制(笑)でだいぶん心の平穏が戻ってきました。
阪神大震災のときもそうだったんだ。被災地の外にいてテレビで逐一情報が入ってきてた時はかなり情緒不安定で、被災地の中で情報どころか電気も水もガスもなかったときの方が心が強かった（私は震災当日は修学旅行で被災地から相当離れた地域にいたので）打たれ弱すぎやろ私。

うちは犬がいたので、阪神大震災当時はペット同伴で入れる避難所なんかなくてしかたなく半壊で済んだ親戚の家で留まってたんだけど、支援物資って避難所にしか届かないんだよね。
それで自分の町内の避難所に水とか物資もらいに行くと「家があるくせに図々しい」とか「物資は避難所の人の人数分しかありません」とか言われたもんです。家はあんたらにもあるでしょ！ 壊れてない家なんかないの知ってるでしょ！ 壊れてるところにいるだけなんだよ！ 電気もガスも水も食べ物もないのはどこにいても同じなんだよ！ …とか思ったけど言えなかった当時まだ10代だったビビリの私…
他にもやっぱり大きな犬がいるから避難所に行けなくて、他の家族だけ避難所に行かせて自分は全壊した家をブルーシートで屋根だけ補強して犬と一緒に留まり続けてるお父さんとかも、物資は避難所にいる家族分しかもらえてなかった。あと、外国人だからと避難所に入ることを拒否された家族とかも。そんな自宅待機の人がかなりの数いたのに、自治体も避難所にいる人の人数しか把握しようとしなくて、最終的には物資が来ることとか給水やお風呂の支援が来ることも避難所にしか知らされないようになっていった…
「物資が届かないんです」っていうニュースを見ると、そういうの思い出してものすごくブルーになる。
今はケージに入れていればペット同伴でも大丈夫な避難所も増えてるし、『被災した外国人の方にこういう支援をしています』とか『被災した妊婦さんに～』みたいな情報がすぐにネットで流れる時代だからこういうことは少なくなっていると思いたい…『被災したオカマ・ニューハーフの方に～』という支援まであって最近はすごいなと思います。でもそれって、それだけ広範囲にわたって被災したってことでもあるよね。

話は戻りますが、結局阪神大震災当時、避難所には水をもらいに行けなくて、自宅待機の人優先で給水しますと言ってくれた水道の復旧が早かった坂の下のスーパーまで、毎日学校から帰ったら20リットルのポリタンク２つ持って水もらいに行くのが私の日課でした。
路面に○印が打ってある程度には結構な角度の坂を40キロの水を引きずって上がっていると、脇の道路で渋滞していた自衛隊のトラックの荷台から飛び降りてきた自衛官のお兄ちゃん（といっても歳も身長も私とそんなに変わらないように見えた）が「どうせ車進まへんし、坂の上まで持って行ったるわ」と言ってヒョイとそのポリタンクを軽々運んでくれました。そのトラックを運転していたのは女性自衛官でした。
それがファーストインパクトで、そのとき自分のあまりの無力さを痛感していて何かできる人間になりたいと思っていた私は「私どこの大学も受からなかったら自衛隊に入る！」って言ってたものです。結局その後地元の女子大に進学したけど、その時のことはしつこく覚えていて「私どこの会社も受からなかったら自衛隊に入る！」って、他には営業職しか受からなかったのもあり思い切って入隊したのでした。自衛隊にはホモは多くないけどオタクは多かったです(笑)
私の在隊中には全国規模で自衛隊が出動するような大災害はなくてよかったけど、公務員嫌いの人から『税金泥棒』とか『偽善者』とか言われたなぁ。そう言われてもそういう仕事なので…
近隣県での災害では何度か出動しましたよ。本当は、堤防が切れて家が流され道路が濁流になってるようなところへ命綱１本だけで入っていくことが怖くないわけじゃない。いつ終わるかわからない自然災害相手で疲れないわけじゃない。自分の実家だって無事かどうか判らない。でもその時はアドレナリンが出まくってるんでしょうね、平気で入って行けるし連日の出動でもよっしゃ行くでぇー！って出て行ってた。で、落ち着いた頃に肺炎患者多発とか(笑)
今回の災害派遣でもたぶんみんなアドレナリン全開で、決められた休憩や交替とかもどの程度守ってるのか…たぶん『ガンガンいこうぜ』モードになっていると思われます。
でも、たとえ税金泥棒と言われても、業務仕分けで予算を大幅に減らされても、自衛隊が活躍する世の中なんて来ないのが一番いいのです

ありったけの夢をかき集め

連日の震災報道を見すぎて情緒不安定です(笑) 自分が被災したわけでもないのにナーバスになりすぎ、ちょっとしたことでイライラしたり人に突っかかったりしてしまう。そんな自分に嫌気がさして、ネットもテレビもなるべく見ないように過ごして１日半。犬の散歩したり、脳内でロッキーのテーマ流しながら縄跳びやったり、ドドスコスコスコラブ注入！ってやったりしていました。アホみたいに踊り狂うのも時には大事だ(笑)

災害派遣に予備自衛官が召集されるということです。私はもう予備期間も任期満了してるんだけど、退職する時「予備自の期間が満了しても召集がかかることはある。まあそれは首都圏に阪神大震災並みの被害が出たときぐらいだけどな」と言われてましたので、召集がかかることがあったらいつでも行けるように体力付けとこうと思います。自分でも何か役に立てるかもしれない…って思ってる間は大丈夫かな。


未来のツナさんはきっと、ありったけの私財とボンゴレの財力を投げ打って義捐金を送るんでしょう。そしてツナさんの采配で、有能な秘書である獄寺は安否情報や各避難所への物資の行き渡り状況、ライフラインの復旧状などが簡単に確認できるボンゴレネットワークを作成し24時間リアルタイムで更新（ツイッターでは#gokudera_neroってタグが出来る/笑）、人気野球選手になってる山本は今までの野球人生のお宝グッズ大放出のチャリティーオークションを開いたりテレビに出て募金を呼びかけたりするよ。
極限兄さんは精強なボンゴレの医療・救命チームを率いて災害派遣にあたり、風紀財団は石原軍団もビックリな充実設備で炊き出し行脚を行う。電力不足はランボさんとレヴィたんが補って、原子炉の融解は骸さんが有幻覚で止める。
そんな妄想をしていました。

ちょろちょろお知らせ

3/20のHARU COMIC CITYが中止になりました（詳しくはこちら）。
予定していた新刊は、本当はインテより前に自家通販始めたかったのですが、このご時勢で印刷屋さん→自宅→イベント会場…と、２回も宅配便を使ってガソリンを消費するのも忍びない（宅急便の車はほとんど被災地に行ってしまっています）と思い直して、印刷屋さんが直接搬入してくれる翌週の3/27のCOMIC CITY大阪会場で受け取ることにします。もちろん宅急便搬入は使わない＆電車での参加になるので既刊も手持ちで持って行けるだけの量になってしまいますが、まあアンソロ以外はそんなに分厚い本もないので大丈夫かな…

山獄前線記念アンソロがHARUと５月のスパコミあたり、モブ獄アンソロが今回のHARUあたりで頒布終了になるかなーと見込んでいたのですが、停電や臨海地域の液状化などでスパコミの開催も微妙な感じなので、東京でのイベント再開の目処が立つまではどちらも自家通販を続けようと思います。一般貨物が受け入れ停止になっている地域の方、おうちがなくなって今現在住所が不確定な方も、メールでご一報くだされば落ち着くまでお取り置きしておきます。


安否がわからないと言ってた岩手の親戚、連絡つきました。全員無事でした！ ご心配くださった方ありがとうございました。まだご家族、ご親戚の安否がわからない方も、早く連絡がつくようにお祈りします。

避難訓練

モンハンを始めてみました。『ゲームは１日１時間！』という世代の子だったんだけど、気がついたら１時間半ぐらい経ってる…
自分の予想通り、方向変えたいだけなのにその場でグルグル回っています。アイテム取ろうとして抜刀したり、逆に抜刀したいのに肉焼き始めたり、アイテム使おうとしてでんぐり返ったりしています。恐るべしゲームの才能…！

昨日は久しぶりに普通のテレビ放送がやってて、一時でもつらい映像から離れられてよかった。テレビでそれしかやってないとどうしても見ちゃうからね…（私の家はラジオの電波が届かない）そして隣人が終わったら寝るか…と思ってたら静岡で震度６…!! 大きな被害はなかったとはいえ余震も予断を許さない状況だし、関西にも大きい活断層あるし…
まだこれからなんだよね。適度に気分転換しつつ、脳内避難訓練は欠かさないようにしよう。
被災しなかった地域の人もいろいろ不安になってると思うけど、本当に避難訓練大事。
・緊急時に持ち出す最低限のもの（銀行印、実印、保険の証書など）は一箇所に固めておき、いざというとき防災バッグに放り込むだけでいい状態にしておく
・どういうルートで逃げるか自分の部屋から、家族といるリビングからそれぞれいくつか脱出ルートを考えておく
・地域の避難場所を調べておく（そこへ向かうルートも何通りか考える）
・避難勧告が出たらいつまでもあれやこれやと未練を残さずに、まとめておいた最低限のものを持って逃げる！ これが一番大事

あとこれは賛否両論あるかも知れないけど防災バッグの中にトランプやUNO入れておくと、もし避難生活長くなった時にいいかもしれない…携帯ゲーム機だと楽しいのは一人だけになっちゃうし、まず充電できるかがわからないしね。避難生活が長くなってくると、何か気分転換できるのもはかなり重要。阪神大震災でずっと避難生活してたとき、ちょうど修学旅行に持って行ってたUNOをルールも知らなかったばーちゃんにまで教えて家族でやってた。あれにはだいぶん救われたです。

毎日地震の話でうぜぇって思う人もいるかもですが、私がまだ何か地震の話題してないと不安なのかもしれません。ごめんね

拍手ありがとうございました☆

拍手押してくださった方、ありがとうございます。
返信不要コメントもありがとうございました。未だ安否不明ですが、もうこの時期に入ったら焦ってもしょうがないか…という境地です。